打増し上のレベラーが乾燥しました。
どうしても載せすぎた場所が出てくるので、グリッド上に不陸を計測して、後はひたすらサンダーで削っていく作業のようです。これはたいへん。
オーディオルームとスタジオの眺め。
少し前まで断熱材の桶だったとは思えない空間です。
オーディオルームを臨む。
手前には削り前の不陸の数値が書きこまれています。
削り後の粉塵がえげつないです。
木との取り合いラインが美しい
外壁と床の取り合い部分の気密施工も進められていました。
非常に大事な部分。例示した通りに施工していただいているので非常にありがたいです。
もちろん間柱も。
ところでこの気密の写真にある銀色の金物。柱と床を繋ぐための補強なわけですが、これなんと間柱にも施工しなければならないとの事。
つまりせっかく施工した気密柱バリアーの気密ラインを貫通してビスが止まることになります。(上の外壁部の写真も半分に切った柱バリアーで気密施工しています。外壁部は吹き付けウレタンで埋まるのでまだ問題は軽微)
耐震検査を受けるためにはここでゴネるわけにはいかないので、施工した上でウレタン等で再度気密処理ということで妥結。
気密系の施工写真では見たことのない金物なので、そういった処理に慣れている工務店はもっと他の金物や支持構造を採用しているのでしょう。流石にこれは自分には想定外でした。
やはり設計の理解や知識が追いついていないと古いやり方で通ってしまっているのでしょうか。気密断熱は本当に携わる全員が理解して共通意識を持たないと何処かで歪みが生じますね。
付け焼き刃で気密施工をすることの難しさを体感した失敗の一つでした。
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